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グッド数の多いレビュー
もっと見る風変わりで一筋縄ではいかない後期の力作
『The Works』、『A Kind Of Magic』とアンセムをいくつも含むアリーナ・ロック作品を2つ経て、クイーンならではの捻くれ感というか遊び心というかミステリアス性が戻ってきたような少々風変わりな作品。メドレー仕立ての冒頭2曲、80年代の「Killer Queen」とはいかないだろうが通ずるものもある表題曲の「The Miracle」、ド直球のアリーナ・ロック・ナンバー「I Want It All」、ゴーストバスターズ感のある「The Invisible Man」、爽快感のある「Breakthru」、クロージング・ナンバーに相応しいドラマティックな「Was It All Worth It」と、どれも一筋縄ではいかないがクセになる魅力的な楽曲ばかり。後期クイーンでは一番好きなアルバム。
困難を乗り越えた団結の証―80年代クイーンの力作
1989年にリリースされた『The Miracle』は、クイーンが80年代に生み出した作品の中でも特に充実度の高い一枚です。このアルバムの制作背景には、バンドが直面していた困難な状況がありました。そうした逆境の中で、メンバー全員が結束を深め、全曲の作曲クレジットを「Queen」名義とする決断をしたことは象徴的です。 ## 評価のポイント 音楽的には、80年代のシンセサイザー・サウンドを取り入れながらも、ハードロックとポップを絶妙にブレンドした作風が光ります。「I Want It All」のような力強いロックナンバーから、タイトル曲「The Miracle」の哲学的で壮大な楽曲まで、バラエティに富んだ内容となっています。「The Invisible Man」では遊び心あふれる仕掛けも見られ、楽曲の中でメンバー全員の名前が呼ばれるという演出が楽しいです。アルバム全体としては、70年代の輝きには及ばないものの、当時の音楽シーンの中で独自の存在感を示した意欲作と言えるでしょう。 ## 関連作品・その他のおすすめ 同時期のクイーンの作品では『The Game』も80年代の代表作として挙げられます。また、このアルバムの次作『Innuendo』は更なる進化を遂げた傑作として知られています。 ## 注目トラック I Want It All、The Miracle、Scandal