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今週レビューが多いアルバム
SUGAR BABE
KIRINJI
Rory Gallagher
Nino Rota
The Strokes
The Black Keys
FireHouse
Faces
レビュー数が多い人気アルバム
NiziU
toe
Queen
Weezer
Genesis
Emerson, Lake & Palmer
Belle and Sebastian
発売から2週間以内の注目アルバム
Elissar Benjamin
The Monkeys 3
Arcangel Legrand - Brotherswagg
Acidgvrl
Louis David Klein
Doctor YUSUF safi
Fancy Olsen
The Library Is on Fire
Preston Hazard
TheEnough
SNVRK
Akiavel
SeventhString
De Stoeptegels
今週注目されているレビュー
Travis
「Sing」、「Side」と似た名前の力強いシングル曲が印象的なアルバムだが、「The Cage」、「Follow The Light」、「Afterglow」あたりのアルバム曲も質が高い。
ガ
Yes
リック・ウェイクマンに代わってキーボードをパトリック・モラーツが弾いた唯一作。A面全体を「The Gates Of Delirium(錯乱の扉)」、B面に9分の楽曲を2つという構成。プログレに聴きやすさを求めるなという話もあるだろうとは思うが、あくまで個人的な印象として、『こわれもの』や『危機』の収録曲と比べると演奏(特にハウのギター)もコチャコチャしていて少々難解に思える。
Styx
洋楽小僧だったころ、たまたま聴いた「The Best Of Times」に衝撃を受けてすぐTSUTAYAに走ったのを鮮明に覚えています。シカゴに実在した劇場の盛衰をテーマにしたコンセプト・アルバムで、「The Best Of Times」と同じメロディーが冒頭と終わりにも1回ずつ登場する構成。音楽的にも作曲者/リード・ヴォーカリストが複数人いることでヴァラエティに富み、全編通して一切飽きさせません。所有している英国盤のレコードは非常に音がクリアかつ爆音で、冒頭の「A.D. 1928」で音量を控えめにしておかないと「Rockin’ The Paradise」で慌てて音量を絞るハメになります。
アイルランド出身のギタリスト、ロリー・ギャラガーが1972年のヨーロッパツアーで録音した本作は、ライヴ・アルバムの金字塔として広く認められる名盤です。収録曲の多くは新曲かブルースの古典をギャラガー流に解釈したもので、従来のスタジオ録音曲は2曲のみという大胆な構成が特徴的です。 ## 評価のポイント 本作はギャラガーにとって最初の本格的なライヴ・アルバムであり、初のトップ10入りを果たした商業的成功作となりました。何よりも素晴らしいのは、彼のステージでの圧倒的なエネルギーと、ブルースに対する深い造詣がそのまま詰め込まれている点です。ギターだけでなく、マンドリンやハーモニカも巧みに操り、エレクトリックからアコースティックまで多彩な表現を見せています。観客の歓声や足踏みも収録されており、当時の熱気がダイレクトに伝わってきます。技術的な巧さと生々しい情熱のバランスが絶妙で、聴き手を一瞬でステージ前に連れて行ってくれるような臨場感が魅力です。 ## 関連作品・その他のおすすめ ライヴ・アルバムが好きな方には『Irish Tour '74』も強くおすすめします。また、スタジオ作品では『Deuce』や『Tattoo』なども彼の才能を存分に味わえる良作です。同時期のブルース・ロック系ギタリストとしては、エリック・クラプトンの『461 Ocean Boulevard』やジョニー・ウィンターの諸作も比較して聴くと面白いでしょう。 ## 注目トラック Messin' With the Kid、I Could've Had Religion
AlbuME AIAI
Paul McCartney
ポール・マッカートニーが幼少期に親しんだ1920年代から50年代のスタンダード・ナンバーを中心に構成された、ジャズとポップスの境界を優しく行き来する一枚です。プロデューサーのトミー・リピューマとともに制作され、自作曲「My Valentine」「Only Our Hearts」の2曲を除いてはカバー曲で占められています。 ## 評価のポイント このアルバムの最大の魅力は、ポールの枯れた声質が醸し出す温もりにあります。激しいロックを歌い続けてきた喉は、いま穏やかな寛ぎの質感を帯び、スタンダード・ジャズに驚くほど馴染んでいます。ダイアナ・クロールとそのバンド、さらにエリック・クラプトンやスティーヴィー・ワンダーといったゲストも参加し、アコースティックで洗練されたサウンドが全体を包み込みます。 ただし、アルバム全体としては心地よい反面、印象に残りにくい楽曲も少なくありません。批評サイトMetacriticでは62点と「概ね好意的」な評価に留まっており、賛否が分かれた作品と言えます。テンポの速い「It's Only a Paper Moon」や「Ac-Cent-Tchu-Ate the Positive」では生き生きとした歌声が聴けますが、スロー・ナンバーでは物足りなさを感じる瞬間もあります。 自作曲の「My Valentine」は、エリック・クラプトンのギターをフィーチャーした美しいバラードで、2013年のグラミー賞で最優秀トラディショナル・ポップ・ヴォーカル・アルバム賞を受賞するなど、作品の中心的存在となっています。 ## 関連作品・その他のおすすめ スタンダード・ナンバーへの愛情という点では、ボブ・ディランの『Shadows in the Night』やロッド・スチュワートの『Great American Songbook』シリーズも同様のアプローチを取っています。ポール自身の過去作では『Ram』や『McCartney』といった初期ソロ作品の温かみと通じる部分があるでしょう。また、ダイアナ・クロールのアルバム群も、本作を気に入った方にはおすすめです。 ## 注目トラック My Valentine、It's Only a Paper Moon
イングランドの民俗文化の喪失やアメリカ文化の影響拡大をテーマに掲げた本作は、プログレッシブ・ロックというジャンルの持つ可能性を最大限に引き出した名盤です。 ## 評価のポイント 技術と感情が見事に融合した演奏が最大の魅力です。Firth of Fifthでの印象的なギターソロは圧巻で、繊細なピアノの導入部から徐々に盛り上がっていく構成は何度聴いても心を揺さぶられます。また、複雑な楽曲構成でありながら、聴き手を置き去りにしない親しみやすいメロディーが随所に散りばめられている点も秀逸です。I Know What I Like (In Your Wardrobe)がバンド初のトップ30ヒットとなったことからも、その魅力が伝わります。アルバム全体を通して漂う哀愁と詩情、そして時折顔を見せるユーモアのバランスが絶妙で、プログレッシブ・ロックの教科書的な完成度を誇っています。 ## 関連作品・その他のおすすめ 本作を気に入った方には、同じくGenesisの「Foxtrot」や「The Lamb Lies Down on Broadway」をおすすめします。また、同時代の英国プログレとしてはYesの「Close to the Edge」、King Crimsonの「Red」なども聴き比べると面白いでしょう。 ## 注目トラック Firth of Fifth、Dancing With the Moonlit Knight
Weezerが1996年にリリースした本作は、発売当初は批評家から厳しい評価を受けた問題作でした。しかしその後再評価が進み、現在では90年代を代表するロック・アルバムの一つとして高く評価されています。 ## 評価のポイント 前作のポップな作風と比べ、よりダークで荒々しいサウンドを追求したこの作品は、生々しい感情表現が際立っています。孤独やロックスター生活への幻滅が歌われた歌詞と、磨き抜かれていないラフな音作りが一体となって、痛々しいほど正直な内面告白を作り上げています。「Tired of Sex」から「Butterfly」まで、全10曲が一つの物語として機能しており、どの曲も心に引っかかる切実さを持っています。 後のエモ・バンドにも大きな影響を与えた本作は、「ダサくてもいい」という開き直りを超えて、「傷つきやすい自分をさらけ出す勇気」を示した点で画期的です。完璧ではないからこそ、リスナーの心に深く刺さる作品と言えるでしょう。 ## 関連作品・その他のおすすめ 前作のWeezer『Weezer(Blue Album)』、Jimmy Eat World『Clarity』、The Rentals『Return of the Rentals』、Radiohead『The Bends』などがおすすめです。 ## 注目トラック Across the Sea、Butterfly
2001年リリースの本作は、キリンジのキャリアの中でも特別な位置を占める名盤です。前作『3』で外向きのエネルギーを見せた彼らが、今度は落ち着いたジャズやAORの要素を取り入れ、内省的でありながら豊かな音楽世界を提示しています。 ## 評価のポイント アルバム全体を通して感じられるのは、大人の音楽としての成熟です。オルガンやピアノといったキーボードが前面に出て、アダルティな雰囲気を演出しつつ、キリンジらしい独特な言葉遣いと複雑なアレンジは健在。aikoが参加した「雨は毛布のように」のキャッチーさから、「切り花」の渋い低音ボーカル、名バラード「Drifter」の荘厳な美しさまで、楽曲の振り幅は大きいながらもアルバムとしての統一感が保たれています。シンプルなタイトル『Fine』には、彼らの自信が表れているようです。 ## 関連作品・その他のおすすめ キリンジの前作『3』も必聴ですし、スティーリー・ダンやジェイムス・テイラーといった1970年代のソフィスティケイテッド・ポップがお好きな方にもおすすめです。 ## 注目トラック Drifter、雨は毛布のように
ロック・バンドとして名声を確立していたQueenが、ディスコ、ファンク、R&Bといったダンス・ミュージックへの思い切った転身を試みた意欲作です。シンセサイザーやドラムマシンを大胆に導入し、従来の「Queen節」とは大きく異なるサウンドを展開しています。 ## 評価のポイント 本作の最大の魅力は、やはりDavid Bowieとのコラボレーション曲「Under Pressure」でしょう。この楽曲だけは文句なしの名曲で、印象的なベースラインと両者のヴォーカルの絡みは見事です。一方、アルバム全体を通しては実験的すぎる試みが裏目に出た印象が否めません。ディスコやファンクへの傾倒が強すぎるあまり、Queenらしさが薄れてしまっており、特にアルバム前半の楽曲群は従来のファンを戸惑わせる内容となっています。後半には「Put Out the Fire」のようなロック寄りの楽曲もあり、若干の救いはあるものの、全体的なまとまりには欠けています。音楽的冒険心は評価できるものの、成功作とは言い難い仕上がりです。 ## 関連作品・その他のおすすめ 本作の路線が気になる方には、前作『The Game』も聴いてみることをおすすめします。「Another One Bites the Dust」収録のこちらは、ダンス路線への第一歩を示しつつもロック要素とのバランスが取れています。また、次作『The Works』では再びロック路線へと回帰し、ファンを取り戻すことに成功しました。同時期のダンス・ロックとしては、Talking Headsの『Remain in Light』なども聴き比べてみると面白いでしょう。 ## 注目トラック Under Pressure, Back Chat
R.E.M.
ギターを歪ませてみたり、アコギやバンジョーなども活用したりして曲調の幅が広がった印象の4th。メロディーは親しみやすいものが多く、「Fall On Me」はアンセム的。「The Flowers of Guatemala」あたりはアドラブルみたいなシューゲ勢に通ずるものもあるように感じる。
今週注目されている楽曲解説
日本の女性ファンから届いた手紙を基に、リヴァースがその人のことをあれこれ妄想し、海に隔てられていることを悔やむ内容。僕は手紙をもらった、きみにはこの歌を贈ろう、という話。
The Police
作曲はベース/ヴォーカルのスティングで、パリの風俗街を歩いていたときに思い浮かんだもの。一方、ロクサーヌというのは戯曲の「シラノ・ド・ベルジュラック」に出てくるヒロインの名前から取られているとか。ポリスのバンドとしての代表作であり、スティング自身の代表作。マネージャーのマイルズ・コープランドがこの曲を気に入ってA&Mレコードに売り込んだことで契約が決まったらしい。最初はヒットしなかったが、ライヴ活動で人気が出てから再リリースされて全英チャート12位のヒットになった。 スティングのセクシーな歌声も歌の内容によく合っている。人気曲の割に有名なカヴァーとかは少ない印象だが、ジョージ・マイケルとかフォール・アウト・ボーイなんかもカヴァーしている。