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兄弟ユニットから6人編成の男女混成バンドへと大きく姿を変えたKIRINJI。その新体制初のオリジナル・アルバムとなる本作は、バンドの新たな船出を象徴するタイトル『11』を冠しています。 ## 評価のポイント 堀込高樹が全曲作詞・作曲を担当し、各メンバーがさまざまな楽器を駆使してヴォーカルやコーラスを担当した本作は、従来のキリンジとは異なる開放的なポップ・サウンドが魅力です。コトリンゴと弓木英梨乃という女性メンバーの参加により、男女混声のコーラスが新鮮な彩りを添えています。前半はポップで弾けた感じのナンバーが多く、後半は落ち着いた雰囲気の曲が配置され、バランスの良い構成になっています。全体的に明るく聴きやすい仕上がりで、従来のファンだけでなく、新たなリスナーにも楽しめる内容といえるでしょう。ただ、兄弟時代の複雑な構成や独特のひねりを期待する向きには、やや物足りなさを感じるかもしれません。 ## 関連作品・その他のおすすめ 新生KIRINJIに興味を持った方には、翌年リリースされた『真夏のサーガ』もおすすめです。また、兄弟時代の代表作『3』や『Fine』と聴き比べると、バンドの変遷を楽しむことができます。 ## 注目トラック 進水式、雲呑ガール、fugitive