3人以上のレビューが投稿されると、AIによるレビューサマリが表示されます。
1971年11月にリリースされた『Nursery Cryme』は、Genesisにとって重要な転換点となった作品です。新加入の2人のメンバーが加わり、バンドは独自のサウンドを確立し始めました。ヴィクトリア時代の物語や神話をテーマにした楽曲群は、プログレッシブ・ロックというジャンルの可能性を広げています。 ## 評価のポイント 冒頭を飾る「The Musical Box」は、ヴィクトリア朝を舞台にした奇妙な物語を描いた長尺曲で、プログレッシブ・ロックの金字塔と呼ぶにふさわしい完成度です。「The Return of the Giant Hogweed」は有毒植物が人類を征服しようとするというユーモラスな歌詞と、重厚なキーボードが印象的な楽曲となっています。アルバムの最後を飾る「The Fountain of Salmacis」はギリシャ神話を題材にした壮大なナンバーで、メロトロンの響きが幻想的な世界観を演出しています。全体として、このアルバムはバンドの想像力が爆発した傑作といえるでしょう。 ## 関連作品・その他のおすすめ 本作を気に入った方には、続く『Foxtrot』(1972年)や『Selling England by the Pound』(1973年)もおすすめです。また、同時期のプログレッシブ・ロックとして、Yes『Close to the Edge』やKing Crimson『In the Court of the Crimson King』も聴き比べてみると面白いでしょう。 ## 注目トラック The Musical Box / The Return of the Giant Hogweed / The Fountain of Salmacis