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細野晴臣、鈴木茂、林立夫、松任谷正隆というキャラメル・ママのメンバーがバックを務め、山下達郎がコーラス・アレンジを担当した本作は、当時20歳前後だった荒井由実の才能が遺憾なく発揮された傑作です。 映像的な歌詞とメロディの美しさが際立つアルバムで、都会的でありながら温かみのあるサウンドが全編を彩っています。フォークやロックが主流だった当時の日本において、フレンチポップやソウル、ファンクの要素を取り入れた本作の洗練度は群を抜いていました。後に映画『魔女の宅急便』のエンディングテーマとなった「やさしさに包まれたなら」をはじめ、切ないラブソング「海を見ていた午後」、フランソワーズ・アルディへのオマージュである「私のフランソワーズ」など、時代を超えて愛される名曲が並びます。 ## 評価のポイント 演奏陣の実力と荒井由実の楽曲の完成度が高次元で融合した点が最大の魅力です。シュガー・ベイブ、吉田美奈子、山下達郎、矢野顕子、大貫妙子といった豪華なコーラス陣が参加し、楽曲に深みと広がりを与えています。また、ポップでありながらジャジーで、時にファンキーなアレンジは、シンプルでありながら聴くたびに新しい発見がある奥深さを持っています。 ## 関連作品・その他のおすすめ 荒井由実名義の他のアルバムでは『ひこうき雲』『COBALT HOUR』がおすすめです。同時期の日本のニューミュージックでは、はっぴいえんどの諸作品や山下達郎のソロ作品、大滝詠一の『A LONG VACATION』なども聴き比べると面白いでしょう。フレンチポップスではフランソワーズ・アルディの作品群も。 ## 注目トラック やさしさに包まれたなら、海を見ていた午後