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1999年にリリースされた『The Ladder』は、Yesが長年のキャリアの中で久しぶりにバンド全体で協力して制作したアルバムです。前作『Open Your Eyes』の評判があまり良くなかったこともあり、本作では意識的に1970年代の「クラシック・イエス」のサウンドへの回帰が図られました。 ## 評価のポイント 本作の最大の魅力は、バンドメンバー全員が一体となって作り上げた楽曲の質の高さです。9分を超える「Homeworld (The Ladder)」は、70年代の壮大なプログレッシブ・ロックと90年代のエッジを併せ持った傑作で、キャッチーなメロディと多彩な展開が共存しています。また、「Lightning Strikes」や「To Be Alive (Hep Yadda)」では、レゲエやカリビアン音楽の要素を取り入れた実験的なアプローチが聴けます。世界各地の民族楽器を取り入れた音作りも新鮮です。プロデューサーのブルース・フェアバーンが制作途中で急逝するという悲劇に見舞われましたが、バンドは彼に捧げる形でアルバムを完成させました。 ## 関連作品・その他のおすすめ Yesの黄金期を体験したい方には『Close to the Edge』や『Fragile』がおすすめです。同時期のプログレッシブ・ロックでは、Genesisの『Calling All Stations』やKing Crimsonの『THRAK』も90年代のベテランバンドの挑戦として興味深いでしょう。 ## 注目トラック Homeworld (The Ladder)、Lightning Strikes