3人以上のレビューが投稿されると、AIによるレビューサマリが表示されます。
1980年、CMタイアップ曲「RIDE ON TIME」のヒットを受けて制作された本作は、日本のポップス史における記念碑的な一枚です。タイトル曲の大ヒットにも関わらず、商業主義に流されることなく、むしろ玄人好みの内容を目指したという制作姿勢が素晴らしく、その結果生まれたのは、ファンキーな前半とメロウな後半のバランスが絶妙な名盤となりました。 ## 評価のポイント 本作の最大の魅力は、やはり青山純と伊藤広規という強力なリズム隊の参加でしょう。タイトでグルーヴ感あふれるドラムとベースが、山下達郎の洗練されたメロディーとアレンジを完璧に支えています。また、吉田美奈子による歌詞とコーラスワークも作品に深みを与えており、「いつか」などは励まされる言葉が心に響きます。ファンク、ソウル、ディスコといった要素を見事に消化し、日本語ポップスとして昇華させた手腕は見事の一言です。 ## 関連作品・その他のおすすめ 本作を気に入った方には、前作『MOONGLOW』や、さらに洗練された次作『FOR YOU』がおすすめです。同時代のシティ・ポップとしては、角松敏生の『SEA IS A LADY』や大滝詠一の『A LONG VACATION』も必聴。海外アーティストでは、スティーリー・ダンやボズ・スキャッグスなど、ウエストコースト・サウンドがお好きな方にも響くはずです。 ## 注目トラック いつか(SOMEDAY)、RIDE ON TIME(アルバム・ヴァージョン)、夏への扉(THE DOOR INTO SUMMER)