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1973年11月20日にリリースされた荒井由実名義の記念すべきアルバムで、日本ポップス史上歴史的名盤と評されています。当時フォーク全盛だった音楽シーンにおいて、このアルバムが持つ都会的で洗練されたサウンドと映像的な歌詞は、まさに新時代の到来を告げるものでした。 ## 評価のポイント キャラメル・ママ(後のティン・パン・アレー)が演奏を担当し、細野晴臣、松任谷正隆、鈴木茂、林立夫といった名だたるミュージシャンが参加しています。彼らによる繊細で表情豊かなバッキングが、ユーミンの描く独特な世界観を見事に彩っています。表題曲「ひこうき雲」は友人の死をテーマにした楽曲ですが、決して暗く沈むことなく、むしろ儚く美しい生命の輝きとして表現されています。「曇り空」や「雨の街を」のような内省的なナンバーから、「恋のスーパーパラシューター」のような軽快でポップな曲まで、全11曲どれをとっても捨て曲がありません。ビブラートを抑えた柔らかな歌声は、まるで言葉を一つひとつ大切に紡いでいくような初々しさに満ちています。2013年にはスタジオジブリ映画『風立ちぬ』の主題歌として「ひこうき雲」が起用され、時代を超えて再び注目を集めました。 ## 関連作品・その他のおすすめ 荒井由実名義の作品としては『MISSLIM』『COBALT HOUR』『14番目の月』も名盤として知られています。また、松任谷由実名義になってからの『SURF&SNOW』『流線形'80』などもおすすめです。 ## 注目トラック ひこうき雲、雨の街を、ベルベット・イースター