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1999年に発表されたこの作品は、アイスランドのバンド Sigur Rós を一躍世界的な存在へと押し上げた傑作です。アルバムタイトルはアイスランド語で「良き始まり」を意味しますが、まさにポスト・ロックという音楽シーンに新たな扉を開いた歴史的な一枚となりました。 ## 評価のポイント 最大の魅力は、その圧倒的に美しく壮大なサウンドスケープです。ヴォーカルのヨンシが奏でるチェロの弓で弾くエレキギター、天使のようなファルセット・ヴォイス、そしてオーケストラを思わせる弦楽器の響きが織りなす音世界は、まるで氷河や極北の自然を音楽で描いたかのような神秘性に満ちています。楽曲は主にアイスランド語で歌われていますが、一部の曲では「ホープランディック」と呼ばれるバンド独自の造語が使用され、言葉の意味を超えた感情表現がなされています。 10分を超える大作「Svefn-g-englar」や、映画のような情景が浮かぶ「Starálfur」など、どの曲も時間をかけてゆっくりと盛り上がり、聴き手を夢のような世界へと誘います。70分を超える長尺ながら、集中して聴けば心を揺さぶられる体験が得られる作品です。 ## 関連作品・その他のおすすめ 本作が好きな方には、同じくポスト・ロックの名盤である Godspeed You! Black Emperor の「Lift Your Skinny Fists Like Antennas to Heaven」や、Radiohead の「Kid A」をおすすめします。Sigur Rós の他作品では、次作「( )」も必聴です。 ## 注目トラック Svefn-g-englar, Starálfur, Viðrar vel til loftárása