3人以上のレビューが投稿されると、AIによるレビューサマリが表示されます。
ジミー・ペイジ、アンドリュー・オールダムらにも認められ、フィフス・アヴェニュー、ヴァリエーションズ等のスタジオ・プロジェクトに参加、その後ウォーム・サウンズを結成し、"ラジオ・ロンドン"のチャート・トッパー"Birds and Bees"、サイケ/フリーク・ビート・クラシック"Nite Is A-Comin'"を残した南ア出身のミュージシャン、デンヴァー・ジェラードが英デッカ傘下のデラム/ノヴァに残した70年のアルバム。 全体としては、主役の淡々とした歌唱を軸にしたフォーク・ロック・アルバムといった感じだが、元来がキャッチーなメロディを書くことに長けた人だけに、どの曲もどこか人懐こく、またサイケデリアの影響を残した仕掛けが随所に施されている点も本作の魅力。中でも"Hole in my Shadow"と"Stop or Drop It"の2曲は"Nite Is A-Comin'"の流れを汲む強力なトラックで、同時期にジェラードのプロデュースでアルバムをレコーディングしたハイ・タイドのフリーキーな演奏と、やや調子っぱずれな女声ヴォーカルも印象に残る。バンド~ソロを通じ、本作が唯一のアルバムになってしまったことが今さらながら惜しまれる逸品だ。