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1972年にモータウンからリリースされた本作は、Jackson 5のメンバーとして活動しながら並行してソロ活動を始めていた14歳のマイケル・ジャクソンによる作品です。タイトル曲「Ben」は映画の主題歌として書かれたもので、ゴールデングローブ賞を受賞し、アカデミー賞にもノミネートされました。この楽曲はマイケルにとってソロアーティストとして初めてビルボードHot 100で1位を獲得した記念すべき曲となりました。 ## 評価のポイント アルバム全体としては、The TemptationsやStevie Wonder、The Stylisticsといった先輩アーティストのカバー曲が多く含まれており、オリジナル曲は少数派です。マイケルの若々しくも深みのある歌声は魅力的ですが、楽曲選択やアレンジにおいて統一感に欠ける印象を受けます。タイトル曲の美しいバラードと、アップテンポな「Shoo-Be-Doo-Be-Doo-Da-Day」のような曲が混在し、方向性が定まっていない感じがあります。ただし、変声期前の透明感のある声質で歌われる「Ben」の感動的なパフォーマンスは、後に「キング・オブ・ポップ」となる彼の才能を十分に予感させる仕上がりです。商業的には前作よりも成功を収めましたが、音楽的な完成度という点では発展途上の作品と言えるでしょう。 ## 関連作品・その他のおすすめ マイケル・ジャクソンの初期ソロ作品に興味がある方は、同じ1972年に発売された「Got to Be There」もチェックしてみてください。また、本格的なソロアーティストとしての才能が開花した「Off the Wall」(1979年)も必聴です。 ## 注目トラック Ben、People Make the World Go 'Round