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本作はモータウンから発表された最後のアルバムで、16歳のマイケルが少年期から青年期へと移り変わる瞬間を捉えた興味深い一枚です。 ## 評価のポイント 本作最大の特徴は、声変わり後のテノールボイスが本格的に記録された最初の作品である点です。ボーイソプラノの高音から、滑らかで落ち着いたソウルボーカルへと変化しつつある歌声には、青年期特有の繊細さとまだ残る幼さが同居しており、後の大スター時代には聴けない独特の魅力があります。楽曲はファンクとソウルを基調としたモータウンサウンドで統一されており、派手さはないものの丁寧に作られた印象です。商業的には振るいませんでしたが、批評家からは高評価を受けています。ただし、前年の「ダンシング・マシーン」のようなダンサブルな要素が少なく、やや地味な仕上がりとなっているのも事実でしょう。4年後の『Off the Wall』で見せる爆発的な才能の片鱗はまだ隠れたままですが、バラード曲では将来を予感させる歌唱力の成長が感じられます。 ## 関連作品・その他のおすすめ マイケルの次作『Off the Wall』、モータウン時代の前作『Music & Me』 ## 注目トラック We're Almost There、One Day in Your Life