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1982年の活動休止を経て制作された本作は、実験的だった前作までとは対照的に、洗練されたJ-POPサウンドへと舵を切った作品です。無数のシンセサイザーの層が明るく人工的に重なり合い、YMOのキャリアの中で最も喜びに満ちた、チャート志向の音楽を聴くことができます。 ## 評価のポイント 本作はオリコンチャートで1位を記録し、YMO最後の首位獲得アルバムとなりました。特にシングル「君に、胸キュン」はテクノポップ・アーティストとして史上最高位となるオリコン2位を記録し、この記録は2008年のPerfumeまで破られることがありませんでした。80年代シンセポップの完成形ともいえる分厚いサウンドプロダクションと、キャッチーでありながら感情的な深みを持つメロディが見事に融合しています。一聴すると軽やかなポップアルバムですが、実は緻密に計算された音の配置と、切なさを湛えた歌詞が共存する奥深い作品です。 ## 関連作品・その他のおすすめ YMOの他作品では『Solid State Survivor』や『BGM』、同時期の日本のシンセポップとして大滝詠一『A Long Vacation』や山下達朗『Melodies』もおすすめです。海外アーティストではThe Human League、Depeche Mode、New Orderなど80年代UKシンセポップも合わせてどうぞ。 ## 注目トラック Kimi ni Mune Kyun、Ongaku、Kai-Koh、Wild Ambitions