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2013年にリリースされた『New』は、ポール・マッカートニーが70代を迎えた時期に制作した意欲作です。マーク・ロンソン、ポール・エプワース、イーサン・ジョーンズ、ジャイルズ・マーティンという4人の気鋭プロデューサーを起用し、若手との共同作業から新鮮なエネルギーを注入しています。 ## 評価のポイント 本作の魅力は、現代的なサウンドと彼の伝統的なソングライティングが見事に調和している点にあります。サイケデリックな要素が「Save Us」「Alligator」「New」といったトラックに漂い、一方で「Early Days」のような内省的なナンバーでは自身の音楽人生を振り返る姿勢も見せています。オープニングの「Save Us」は力強く、アルバム全体の期待値を高めてくれます。ただし、全体を通してみると、彼らしい安定感はあるものの、タイトルが示すほどの「新しさ」は感じにくいかもしれません。それでもポップ・ロックの職人技が随所に光る良質なアルバムに仕上がっています。 ## 関連作品・その他のおすすめ ポール・マッカートニーの近年の作品では『Memory Almost Full』(2007)や『Egypt Station』(2018)も聴きごたえがあります。また、プロデューサーのマーク・ロンソンが手掛けたエイミー・ワインハウスの『Back to Black』やポール・エプワースがプロデュースしたアデルの作品も、本作の制作陣に興味がある方にはおすすめです。 ## 注目トラック Save Us、Alligator、Queenie Eye