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1997年にインディーズレーベルからリリースされたこの作品は、日本のオルタナティヴロックシーンに新しい風を吹き込んだ重要な一枚です。ギターの轟音とシャウト気味のボーカルが炸裂する楽曲群は、PixiesやSonic Youthといった海外のインディーロックからの影響を感じさせながらも、福岡という地方都市から発信される独特の焦燥感と青春の切なさが詰まっています。 ## 評価のポイント 全11曲46分という構成の中で、荒々しいギターサウンドと日本語詞が交錯する独自のスタイルが確立されています。6分を超える「omoide in my head」から始まり、疾走感のある楽曲とメロディアスな瞬間が交互に訪れる展開は、聴き手を飽きさせません。録音のローファイな質感は、むしろこのバンドの持つ生々しいエネルギーを際立たせる効果を生んでいます。ただし、曲によっては完成度にばらつきも感じられ、後の作品と比べると発展途上の側面も見受けられます。それでも、この時期にしか出せなかった衝動性や若さゆえの鋭さは、充分に魅力的です。 ## 関連作品・その他のおすすめ このバンドの音楽性をさらに洗練させた後続作品「SCHOOL GIRL DISTORTIONAL ADDICT」や「SAPPUKEI」も必聴です。同時期の日本のオルタナシーンでは、Bloodthirsty butchersやeastern youthなども合わせて聴くと、当時の空気感がより理解できるでしょう。 ## 注目トラック omoide in my head / Iggy Pop fan Club