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1974年リリースの本作は、日本のロックが世界に羽ばたく契機となった記念碑的アルバムです。タイトルの「黒船」は幕末のペリー来航を連想させますが、本作自体が日本から世界へと逆向きに船出する大胆な試みでした。 ## 評価のポイント ピンク・フロイドやロキシー・ミュージックを手がけた名プロデューサー、クリス・トーマスを迎えた本作は、ファンク、ハードロック、プログレッシブな要素が融合した革新的なサウンドが特徴です。12曲中5曲がインストゥルメンタルという大胆な構成ながら、コンセプト・アルバムとしての統一感も見事。特に3部作となった表題曲「黒船」では、変拍子を駆使したファンキーな演奏が圧巻で、当時の日本のバンドとしては驚異的な演奏力を誇っています。ヒット曲「タイムマシンにおねがい」は、ギターを何層にも重ねた分厚いサウンドが印象的で、今なお多くのアーティストにカバーされる名曲です。和洋折衷のセンスと実験的なレコーディング手法が、時代を超えた普遍性を生み出しています。 ## 関連作品・その他のおすすめ はっぴいえんど『風街ろまん』、四人囃子『一触即発』など、同時代に日本語ロックの可能性を探求した作品群との聴き比べもおすすめ。また、グラムロックやアート・ロックがお好きなら、ロキシー・ミュージックの初期作品も要チェックです。 ## 注目トラック タイムマシンにおねがい、黒船(嘉永6年6月2日)、塀までひとっとび