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オーストラリアのインディ・オルタナティブロックバンドThe Temper Trapが、2018年の活動休止を経て満を持してリリースした『Sungazer』。このアルバムは過去の栄光に頼るのではなく、バンドが時間をかけて成長した証を示す作品となっています。 ## 評価のポイント 力強いボーカルと推進力あるリズムが、喜びと悲しみの両方を捉えている点が本作最大の魅力です。冒頭の「Lucky Dimes」から歪んだドラムと宣言的なボーカルで聴き手をつかみ、「Giving Up Air」ではダンスフロアのような高揚感を演出。タイトル曲「Sungazer」は内省的なトリップホップの雰囲気から爆発的なアウトロへと展開し、バンドの表現の幅広さを見せつけます。一方で、アコースティックギターのみで構成された「Kuru」は、再結成を決意させた重要な曲として、未解決のまま終わる余韻が印象的です。ただし、個別の痛みを普遍的なアンセムに昇華させようとするあまり、やや没個性的になってしまう瞬間もあります。 ## 関連作品・その他のおすすめ 過去作『Conditions』や『Thick as Thieves』のファンはもちろん、Two Door Cinema ClubやFoster the Peopleといったインディロック/ポップが好きな方にもおすすめです。 ## 注目トラック Lucky Dimes、Sungazer、Kuru