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1997年にリリースされた本作は、Yesというバンドが大きな転換期を迎えていたことを物語る一枚です。キーボード奏者の脱退後、バンドの分裂を防ぐためにベーシストと新メンバーが中心となって制作が進められました。そのため、過剰なプロダクションと伝統的なプログレッシブ・サウンドの欠如が批判される一方、明るい雰囲気は評価されています。 全体的には、Yesらしい壮大さよりも、コンパクトでポップ寄りなロック・サウンドが目立ちます。タイトル曲「Open Your Eyes」やアップビートな「New State of Mind」など、キャッチーな楽曲もありますが、バンドが本来持っている複雑な構成や叙情性は控えめ。ファンの間でも評価が分かれる作品となっており、商業的にも苦戦し、バンド史上最も売れなかったアルバムの一つとなりました。 とはいえ、決して駄作というわけではありません。演奏の質は高く、メロディも親しみやすいので、気軽に聴くロック・アルバムとしては楽しめます。ただ、Yesの名盤群と比べると、どうしても物足りなさが残ってしまうのが正直なところです。 ## 評価のポイント 音楽的には1980年代の商業路線に近いアプローチで、プログレ・ファンには少々軽く感じられるかもしれません。しかし、親しみやすいメロディと明るいサウンドは、初めてYesに触れる人には入りやすい内容とも言えます。 ## 関連作品・その他のおすすめ Yesの入門としては『Fragile』(1971年)や『Close to the Edge』(1972年)といった1970年代の名盤群を先に聴くことをおすすめします。同時期の作品では『The Ladder』(1999年)も興味深い一枚です。 ## 注目トラック Open Your Eyes、New State of Mind