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1977年にリリースされたこのライブ盤は、1975年から1977年にかけてのツアーやクラブ公演を収録した二枚組です。最大の魅力は、トロントの小さなライブハウス「El Mocambo」で録音されたブルース・カバー曲の数々でしょう。「Mannish Boy」や「Little Red Rooster」といった往年のブルース・ナンバーを演奏する姿からは、彼らのルーツへの敬意と愛情が強く感じられます。 ## 評価のポイント 一方で、パリやトロントでの大規模公演から選ばれた楽曲群も充実しています。「Honky Tonk Women」から「Sympathy for the Devil」まで、キャリアを横断する選曲は、当時のライブの熱気をよく伝えてくれます。ただし、録音の仕上がりには賛否両論あり、オーバーダビングの痕跡も見られます。それでも、その「荒削りさ」こそが70年代のストーンズらしさとも言えるでしょう。完璧に磨き上げられたライブ盤とは異なる、生々しい躍動感が記録されています。 ## 関連作品・その他のおすすめ 同バンドのライブ盤なら『Get Yer Ya-Ya's Out!』が名高いですが、本作はまた違った魅力があります。ブルースへの回帰に興味があれば、同じく2022年にリリースされた『El Mocambo 1977』も聴き比べてみると面白いでしょう。 ## 注目トラック Mannish Boy、Sympathy for the Devil