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イギリスのインディ・ロックバンドBloc Partyが、伝説的なプロデューサーTrevor Hornとタッグを組んで制作した本作は、一年間の恋愛を出会いから別れまで時系列に綴った極めて私的なコンセプト・アルバムです。冒頭の「22.01.22」は主人公が恋人と出会った日付をそのままタイトルにしており、そこから始まる14曲の物語は、恋の高揚感から徐々に暗転し、失望と痛みへと向かっていきます。 ## 評価のポイント Trevor Hornのプロデュースにより、かつてのギター主体のサウンドから洗練されたシンセ・ポップへとサウンドが変化している点が特徴的です。ダンサブルなリズムと冷たいシンセサイザーが、切ない歌詞の内容と絶妙なコントラストを生んでいます。ボーカリストによる同性愛の恋愛を赤裸々に描いた歌詞も注目に値します。「Worst Birthday Ever」あたりから関係が崩壊していく様子が痛々しく、最終曲「Eulogy」ではジムで出会った二人が、最後には互いを無視し合う元恋人同士として描かれる対比が印象的です。正直なところ、14曲という長さはやや冗長で、自己憐憫に溺れた部分も散見されますが、感情の起伏を丁寧に追体験できる構成力は評価できます。 ## 関連作品・その他のおすすめ 同じくTrevor Hornがプロデュースした、Sealの『Seal』やBelle & Sebastianの『Dear Catastrophe Waitress』などと聴き比べると、彼の手腕がより理解できるでしょう。Bloc Party自身の過去作品では『Silent Alarm』や『A Weekend in the City』と比較すると、本作の変化がよくわかります。 ## 注目トラック Coming On Strong、Eulogy