AlbuME

爽やかなシンフォニック・ロックが展開されるイエスの現在地

デジタル
3.5

3年ぶりとなるイエスのニュー・アルバム。プロデュースは前2作から引き続いてスティーヴ・ハウが自ら務めている。ジョン・アンダーソンに似ているようで違うジョン・デイヴィソンのヴォーカルの影響もあって、全体として爽やかでソフトな印象のイエス・サウンド。デイヴィソンは主たるソングライターとしても作品に大きく貢献している。一方、プロダクションの面では、少々バンドとしてのサウンドの迫力に欠けるというのが率直なところ。正直、個人的に一番胸を打たれたのは「Ariadne」でチェコ・ナショナル交響楽団の演奏に乗せてデイヴィソンが独唱するパートで、「Aurora」も然り、オーケストラが加わるパートはとても力強い仕上がりになっている。いずれにしても、ベテランが形や作風を変えながらも現役で活動してくれているのは嬉しい限り。

2026年6月12日
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