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ベルリン三部作の最終章、旅と実験が交錯する冒険的アルバム
デジタル4.0
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ブライアン・イーノやトニー・ヴィスコンティとの協働で制作された「Lodger」は、いわゆる「ベルリン三部作」の最終作です。前二作とは異なり、アンビエント調のインストゥルメンタル曲はなく、より通常の歌曲構成へと回帰しています。
評価のポイント
レコーディングでは、ミュージシャンたちに楽器を交換させたり、古い曲を逆回転で演奏させたりといった実験的な手法が採られました。前二作のような電子音楽やアンビエント・スタイルは後退し、ワールドミュージックやニューウェイヴといったスタイルを探求しています。「African Night Flight」のようなアフリカ音楽への傾倒が見られる曲は、後のワールドミュージック・ブームを先取りしていると評価されており、音楽史的にも重要な位置を占める作品です。
一方で、リリース当初は賛否が分かれ、三部作の中では最も弱いとする意見もありましたが、近年では最も過小評価されたボウイ作品の一つとして再評価が進んでいます。前二作のような統一感には欠けるものの、実験精神と多様なスタイルの混在が逆に魅力となっており、聴くほどに味わいが増すアルバムです。
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同じベルリン三部作の「Low」や「Heroes」はもちろんのこと、本作の冒険的精神は次作「Scary Monsters」へと受け継がれています。また、ブライアン・イーノとデヴィッド・バーンによる「My Life in the Bush of Ghosts」も、本作のワールドミュージック的なアプローチと共通する部分が多く、併せて聴くと面白いでしょう。
注目トラック
Look Back in Anger、Boys Keep Swinging
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2026年5月18日
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