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過渡期のフリートウッド・マックが放つ、隠れた名盤
デジタル4.1
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ボブ・ウェルチとクリスティン・マクヴィーの手によってポップ・ロック路線へ舵を切った本作は、ブルース・ロック色を脱しつつあったフリートウッド・マックの魅力が詰まった一枚です。メロウなロックにファンク、レゲエ、さらにはディスコまで混ざり合った独特の音楽性は、確かに混沌としていますが、それがこのアルバムの最大の個性になっています。
評価のポイント
何といっても本作のハイライトは「Hypnotized」でしょう。ヒットシングルにはならなかったものの、長年アメリカのFMラジオで愛され続けたこの曲は、ジャジーなギターとボブ・ウェルチの柔らかな歌声が絡み合う、まさに「夢見心地」という言葉がぴったりの名曲です。オープニングの「Emerald Eyes」も宇宙的な雰囲気を持った佳曲で、アルバム全体に漂う瞑想的なムードを象徴しています。ファンキーな「The City」では、それまでのフリートウッド・マックからは想像できないグルーヴが炸裂。多様性に富んだ楽曲群が、聴き手を飽きさせません。
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本作の前後の作品では「Bare Trees」や「Heroes Are Hard to Find」も良作ですが、本作のような実験性と完成度の両立は際立っています。後のリンジー・バッキンガム&スティーヴィー・ニックス加入後の名盤群とはまた違った魅力があるので、「Rumours」などで興味を持った方にもぜひ聴いてほしいアルバムです。
注目トラック
Hypnotized、Emerald Eyes、The City
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2026年6月16日
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