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ロック史を変えたシンセサイザーの大胆な導入──挫折から生まれた傑作
デジタル4.8
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The Whoが1971年に発表した本作は、未完に終わった壮大なロック・オペラ「Lifehouse」プロジェクトの楽曲群から編まれたアルバムです。当初の構想が頓挫したことは、バンドにとって幸運だったかもしれません。物語性を排除したことで、純粋な楽曲の力が際立つ作品となりました。
評価のポイント
最大の特徴は、ロックバンドが初めてシンセサイザーを反復的なシーケンス・パターンとして使用した点です。オープニングの「Baba O'Riley」とラストの「Won't Get Fooled Again」で聴けるキーボードの循環フレーズは、今聴いても斬新です。力強いギター・ロックに電子音を融合させた実験は大成功を収め、以降のロック・ミュージックに計り知れない影響を与えました。
また、ハードな楽曲だけでなく「Behind Blue Eyes」のような繊細なバラードも収録されており、アルバム全体に起伏と深みを与えています。どの曲も完成度が高く、捨て曲が一切ありません。
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同時期のハードロック作品として、Led Zeppelinの「Led Zeppelin IV」やDeep Purpleの「Machine Head」も素晴らしいですが、本作はよりアート・ロック的な実験性を持っています。The Who自身の作品では「Tommy」「Quadrophenia」も名盤ですが、楽曲の凝縮度では本作が勝っていると言えるでしょう。
注目トラック
Baba O'Riley、Won't Get Fooled Again、Behind Blue Eyes
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2026年7月10日
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