三人の才能が結実した、日本フォークソング史に輝く傑作
デジタル4.5
★★
★★
★★
★★
★★
1974年発表の本作は、「神田川」の大ヒットによる大ブレイクを経て、グループとしての音楽的成熟を迎えたかぐや姫の充実ぶりを示す一枚です。タイトルの「三階建」が示す通り、三人のソングライターそれぞれの個性が見事に調和し、日本のフォークソングが到達した一つの頂点を記録しています。
評価のポイント
最大の聴きどころは、伊勢正三が初めて作詞作曲を担当した「なごり雪」と「22才の別れ」という二大名曲の存在です。失恋という普遍的なテーマを、春の訪れや人生の岐路といった情景と重ね合わせた表現力は圧巻で、後にイルカや風によってカバーされ大ヒットしたことからも、楽曲の完成度の高さがうかがえます。南こうせつの「赤ちょうちん」や山田パンダの「こもれ陾」など、他の収録曲も充実しており、アルバム全体として高い水準を保っています。アコースティックな音づくりの中に日本的な叙情性を巧みに織り込んだアレンジも秀逸で、時代を超えて聴き継がれる理由がここにあります。
関連作品・その他のおすすめ
同時代のフォークソングでは、吉田拓郎『元気です。』、井上陽水『氷の世界』などが名盤として知られています。また、伊勢正三がかぐや姫解散後に結成した風『風ファーストアルバム』、南こうせつのソロ作品も併せて聴くと、このアルバムで開花した才能のその後の展開が追えます。イルカ『なごり雪』も必聴です。
注目トラック
なごり雪、22才の別れ
このレビューはAIによって生成されています。誤った情報が含まれる可能性があります。
2026年5月28日
0
1
0
すべてのコメント
読み込んでいます...