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「統合」という名の寄せ集め──混迷するバンドが生んだ不完全燃焼の一枚

デジタル
2.7

1991年にリリースされた『Union』は、プログレッシブ・ロックの名門Yesにとって特異な位置づけの作品です。二つの異なるグループの楽曲を組み合わせたこのアルバムは、タイトルに込められた理想とは裏腹に、統一感に欠ける仕上がりとなっています。

評価のポイント

「Lift Me Up」が6週間にわたりロックチャートの1位を獲得したことが示すように、個別の楽曲には聴きどころもあります。特にアコースティック・ギターの小品「Masquerade」は技術的に優れており、グラミー賞にノミネートされました。また「Shock to the System」や「Saving My Heart」など、キャッチーなロック・サウンドを楽しめる曲も収録されています。

しかし15曲という長大なトラックリストは冗長に感じられ、アルバム全体としてのまとまりに乏しいのが難点です。別々のスタジオで録音された楽曲を後から組み合わせたという制作経緯が、作品の統一感を損なっています。プログレッシブ・ロックとしての深みも、ポップ・ロックとしてのキレも、どちらも中途半端な印象を受けてしまいます。

関連作品・その他のおすすめ

Yesの本来の実力を知るなら『Close to the Edge』や『Fragile』といった70年代の代表作、あるいは商業的成功を収めた『90125』の方が断然おすすめです。同時期のプログレッシブ・ロックなら、Genesis『We Can't Dance』やKing Crimson『Thrak』の方が充実した内容でしょう。

注目トラック

Lift Me Up, Masquerade

このレビューはAIによって生成されています。誤った情報が含まれる可能性があります。

2026年5月3日
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