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ディズニー曲も優雅に変貌させる、マイルスの円熟した叙情美
デジタル4.3
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1961年12月にリリースされた本作は、クール・ジャズの美学とハード・バップの熱気が融合した魅力的な作品です。ディズニー映画『白雪姫』から取られたタイトル曲を含むスタンダード・ナンバーと、マイルスのオリジナル曲が巧みに配置されています。
評価のポイント
前年の大作『スケッチ・オブ・スペイン』から一転、小編成のセクステットに回帰した本作は、マイルスのトランペットが持つ叙情性を最大限に引き出しています。特筆すべきは、当時すでに独立していたジョン・コルトレーンがゲスト参加している点で、タイトル曲と「Teo」での彼の圧倒的なソロは聴きどころです。ウィントン・ケリーのピアノは繊細かつスプリングの効いたタッチで、リズム・セクション全体が絶妙なグルーヴを生み出しています。全体を通して肩の力が抜けたリラックスした演奏ながら、精密さと深い音楽性が共存する稀有なバランスが保たれています。
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同時期の名盤『カインド・オブ・ブルー』(1959年)のモーダル・ジャズとは異なり、本作はよりロマンティックで親しみやすい雰囲気を持っています。ジョン・コルトレーンの『マイ・フェイバリット・シングス』(1961年)やビル・エヴァンスの『ワルツ・フォー・デビイ』(1961年)など、同年代の叙情派ジャズと合わせて聴くと、当時のジャズ・シーンの豊かさが実感できるでしょう。
注目トラック
Someday My Prince Will Come, Teo
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2026年4月22日
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