日本のポップス史を塗り替えた、永遠の青春アルバム
このアルバムは1975年のリリース当時、ほとんど注目されることなくチャート圏外に消えていった作品です。しかし50年が経った今、シティポップの原点として世界中で高く評価されているのは何とも皮肉なものです。当時は歌謡曲やフォークが全盛の時代で、この洗練されたサウンドは「軟弱」とさえ言われました。しかし今聴くと、むしろその「時代に媚びなかった音楽性」が強烈な輝きを放っています。
アメリカン・ポップスのエッセンスを丁寧に消化しながら、日本語の響きを大切にしたメロディと歌詞。重層的なコーラスワーク、洗練されたコード進行、そして何より楽しそうに音楽を作っている空気感が伝わってきます。特筆すべきは録音の美しさです。プロデューサーによる音作りが見事で、50年前の作品とは思えない瑞々しさが保たれています。キラキラと輝く音の粒が、今でも全く古びていません。
このアルバムは一枚で解散してしまったバンドの、たった一つの宝物です。しかしその中には後のJ-POPシーンに脈々と受け継がれていく音楽的DNAが詰まっています。
評価のポイント
洗練されたアレンジと演奏技術の高さは文句なしです。当時としては革新的だった分数コードやテンションコードを多用した和声進行が、今聴いてもモダンな響きを生み出しています。そして何より、アルバム全体を通して流れる「ポップスへの愛」が素晴らしい。遊び心も随所に散りばめられていて、最後まで飽きさせません。
関連作品・その他のおすすめ
山下達郎『RIDE ON TIME』、大貫妙子『ROMANTIQUE』といったソロ作品群は必聴です。また影響を受けたアーティストとして、オリジナル・ラブ、ピチカート・ファイヴ、キリンジなどの作品も合わせて聴くと、この音楽の系譜が見えてきます。
注目トラック
DOWN TOWN、SHOW、雨は手のひらにいっぱい
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