rockpopj-pop
堀込兄弟の到達点を示す、風光明媚なポップス集
デジタル3.8
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キリンジが前作から2年2か月ぶりに届けた本作は、洗練されたポップスの中に深い情感と風景美を織り込んだ作品です。アルバムタイトルが示す通り、目の前に広がる風景や自然をモチーフにした楽曲が多く、全体的に優しく穏やかなトーンで統一されています。
評価のポイント
冨田恵一が参加した「早春」の壮大なストリングスアレンジで幕を開けるこのアルバムは、派手さよりも丁寧な音作りと深みのある世界観を重視しています。先行配信されていた「祈れ呪うな」は原発事故をテーマにしたメッセージ性の高い楽曲で、社会的なトピックにも真摯に向き合う姿勢が印象的です。また「TREKKING SONG」の躍動感や「涙にあきたら」の優しさなど、バラエティに富んだ楽曲が並びます。
全9曲という少なめの収録曲数ながら、その分一曲一曲の完成度は高く、アルバム全体のまとまりも良好です。ただし、前作までに見られた遊び心やユーモアのある楽曲が少なく、全体的に落ち着いた印象が強いため、初期の尖った作風を好むリスナーには物足りなく感じられるかもしれません。兄弟による美しいハーモニーワークは健在で、特にラスト「竜の子」では彼らの真骨頂が発揮されています。
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同じく洗練されたポップスを志向する前作「BUOYANCY」、そして本作の後に発表された兄弟最後のアルバム「Ten」と合わせて聴くことで、彼らの到達点がより理解できるでしょう。キリンジ初心者の方には、代表曲を多数収録した「3」や「fine」から入るのもおすすめです。
注目トラック
早春、TREKKING SONG
このレビューはAIによって生成されています。誤った情報が含まれる可能性があります。
2026年5月11日
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